理事長挨拶
100周年記念に岡山博愛会は標章を作りました。創立者アダムス女史がLoving Allより命名された博愛会ですから、輪郭はハート印です。創立の年を1891と表し、何よりも神様の愛のシンボルとして十字架を中に納めました。今年で132年の歩みを続けております。大きな神様の愛に守られた年月でした。
私は前理事長 更井良夫の元で花畑(現 岡山市中区さくら住座)の博愛会施設内に育ちました。医師となった後、様々な訓練と教育を受けて40年前より分院医師として博愛会に直接関わることになりました。長い歴史の中で育まれた博愛会には愛の伝統があり、アダムス女史の遺言として守られてきた毎日の礼拝と祈りの歴史があります。これは博愛会の根幹ですから変えてはなりません。一方社会の近代化と高齢化が急速に進みました。変化を恐れてはなりません。
父は戦災で全てを失い、想像を超えた再建の苦労の中で木造の施設を建て、後に不燃化建造物としました。その上で、耐震性能と快適な居住性を求めて、「特別養護老人ホームアダムスホーム」を2003年沖元に新築移転し、次いで2010年本院と分院の二つを統合して江崎の地に病院を新築移転しました。そして、2018年「在宅支援センターアリス」をさくら住座内に建築し、ここに“デイサービスセンターハレルヤ”、“訪問看護ステーションサマリア”と“岡山博愛会居宅介護支援事業所”を設備しました。2020年には博愛会発祥の地に広く快適な保育園を実現し、庭には大型遊具を備え、運動会も園庭で開催しました。隣には博愛会を生み出したキリスト教宣教団体アメリカンボードに感謝する証として「在宅総合支援センターミッションハウス」を建築し、“御幸町クリニック”と共に、“看護小規模多機能型居宅介護のぞみ”と“グループホームまこと”の事業を開始しました。このたび2022年4月より、岡山市中区平井にある「養護老人ホーム岡山市友楽園」に併設され、運営を開始しています。聖書の中で「愛の賛歌」と呼ばれるコリント前書13章の言葉より命名したものです。
病院事業も時代の要請を受けて、回復期リハビリテーション病棟、地域包括ケア病棟、より高度な一般病棟を担う病棟に改編しました。私たちは新しい場を与えられ、全ての人が神様によって「愛されている」根拠であるヨハネ副音書3章16節の言葉を大切にして歩んで参ります。
社会福祉法人 岡山博愛会
理事長 更井 哲夫
岡山博愛会概要
- 名称
- 社会福祉法人 岡山博愛会
- 代表者
- 理事長 更井哲夫
- 主たる事務所
- 岡山市中区江崎456-2
- 創立年月日
- 1891年(明治24年)12月25日
- 社会福祉法人認可年月日
- 1952年(昭和27年)5月14日
- 法人経営施設
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岡山博愛会病院 介護医療院 みくに 特別養護老人ホーム アダムスホーム 養護老人ホーム 友楽園 岡山博愛会 居宅介護支援事業所 訪問看護ステーション サマリア訪問介護ステーション ホサナ デイサービスセンター ハレルヤ 岡山博愛会 御幸町クリニック 看護小規模多機能型居宅介護 のぞみ グループホーム まこと 岡山博愛会保育園