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検査部

正確で迅速なデータを提供します

医師が病気を診断し治療していくためには、患者さんのからだの状態を知らなければいけません。からだの状態を知るためには、それにまつわる様々なサインを確認していくことが大切です。この様々なサインを確認するために診察が行われ、それらを確かめるために臨床検査が行われます。臨床検査は病気の診断だけでなく、治療の方針を決める大きな手助けになります。検査データは治療経過の確認や重症度の判定、回復の度合いなどを把握するために利用されます。

私たち検査部スタッフは、患者さんの立場に立って痛みの分かる臨床検査技師を心がけ、検査データに付加価値をつけるよう日々努力しています。

検体検査

検体検査は患者さんから血液、尿、便、喀痰、組織などの検体(材料)を採取し、それらを化学的あるいは形態学的に検査します。

肝臓機能検査、腎臓機能検査、心筋マーカー検査、糖代謝検査、膵臓機能検査、脂質検査、プリン体代謝検査、電解質検査、免疫検査、血液検査、凝固検査、微生物検査、病理組織検査、輸血検査などをおこなっています。

生理機能検査

生理機能検査は患者さんの心臓や血管などの動きを電気的にとらえて波形としてあらわし、からだの内部の状態を超音波を利用して画像にして観察する検査です。検査の結果は数値、グラフ、画像としてあらわされます。

心電図検査、血圧脈波検査、超音波検査(循環器・消化器・泌尿器・血管・表在etc)、肺機能検査、骨密度検査、眼底写真、聴力検査などをおこなっています。

写真:生理機能検査の機器

血管年齢を調べてみませんか? ※検査時間5分程度

あなたの血管年齢は実年齢より若いですか?それとも・・・
血管年齢は血管の老化度、つまり動脈硬化がどれだけ進んでいるかを表します。
加齢や生活習慣によって、血管も年をとります。血管の老化を放っておくと心筋梗塞や脳卒中などの重大な血管事故につながります。

当院では血管年齢を調べる検査を行っています。この検査はあお向けに寝た状態で両腕・両足首の血圧と脈波を測定します。時間は5分程度で、普段の血圧測定と同じ感覚でできる簡単な検査です。結果もすぐに出るので、その日に医師からの診断が受けられます。ご希望の方は受付スタッフにお申し出ください。

フクダ電子株式会社さまが運営する一般の方々向けの疾患啓発サイト『動脈硬化net』にて、健康コラムの新コンテンツとして動脈硬化について学べる対談記事を掲載しています。ぜひご一読ください。

あなたの骨は大丈夫ですか? ※検査時間1分程度

写真:骨粗しょう症のスクリーニング検査・骨粗鬆症のイメージイラスト

からだの中の骨は生きています。同じように見えても新たに作られること(骨形成)と溶かして壊されること(骨吸収)を繰り返しています。骨粗しょう症は、このバランスが崩れ骨がスカスカになり強度が低下していく病気です。痛みなど自覚症状がないことが多く、定期的に骨密度を調べるなど、日頃から細やかなチェックが必要です。

当院では骨粗しょう症のスクリーニング検査をおこなっています。一番初めに骨密度が低下すると言われている「かかとの骨」の状態を超音波で調べます。時間は1分程度です。結果もすぐに出るので、その日に医師からの診断が受けられます。ご自分の骨の状態を早めにチェックして骨粗しょう症を予防しましょう。ご希望の方は受付スタッフにお申し出ください。

あなたの睡眠は大丈夫ですか? ※自宅で検査ができます

寝ている間、いびきをかいたり、呼吸が止まっていると言われたことがありますか?
起きたとき、口が乾いていたり、頭がズキズキすることはありませんか?
日中、強い眠気や倦怠感、集中力が低下していると感じることはありませんか?

もしかしたら、睡眠中に酸素不足になり、脳や身体に大きな負担がかかっているかもしれません。これは睡眠時無呼吸症候群(SAS)の代表的な症状です。当院では①手の指にセンサーをつける腕時計タイプ、②額・顎・鼻・胸・腹にセンサーを追加するタイプの2種類の簡易測定機器を準備いたしております。どちらのタイプも入院の必要はなく、自宅で簡単に装着できます。ご希望の方は診察医師にお伝えください。

写真:睡眠時無呼吸症候群測定器

糖尿病性末梢神経障害(DPN)の検査を始めました

写真:糖尿病性末梢神経障害(DPN)の検査

どんな検査?

糖尿病治療中の方、糖尿病が疑われる方に行う検査です。この検査は、糖尿病性末梢神経障害の早期発見だけでなく、「積極的に治療を受ける」という患者さん自身の意識向上に役立ちます。

検査時間は?

  • 検査時間(準備を含む)は10分~15分です。
  • 外くるぶしの後側(腓腹神経)を6~10回刺激して、刺激が伝わる状態を数字(計測値)で表します。
  • 指先がピクピクと動きますが、ほとんど痛みはありません。

以下に心当たりがある方は、診察医師に相談してください

「足がしびれる」「足がジンジンする」「バランスが悪くよく転ぶ」「めまいが多い(起立性低血圧)」「便秘、下痢をしやすい(自律神経障害)」「血糖コントロールはできてきるが、長期治療中」「今まで神経の検査をしたことがない」「喫煙者」「全く症状はないが血糖値が高い」

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